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タバコを吸う人に必要なスパイス

タバコを吸うことで大量に消費される栄養素があります。それは、「ビタミンC」です。成人が1日に必要とする摂取量は100mgですが、喫煙で消費されるビタミンCは約25mg~100mgということなので、喫煙者は倍以上のビタミンCを摂らなくてはなりません。
ビタミンCが体内に足りなくなると、コラーゲンの生成にかかわる成分であることから、肌荒れや傷の治りが悪くなるなどの悪影響が出ます。また、免疫力が落ちて、ウイルスなどが浸入しやすくなるため、風邪やインフルエンザにかかりやすくなるなど、病気に対する抵抗力が弱くなります。

【タバコの有害物質】
◎ニコチン、タール、一酸化炭素が3大有害物質です。

◎ニコチンは中枢神経系に作用し、少量では興奮作用、大量では鎮静作用をもちます。喫煙すると肺から速やかに吸収され全身に広がります。代謝物は発ガン性が認められています。

◎タールには発ガン物質として有名なベンツピレンをはじめ、アミン類など数十種類の発ガン物質が含まれています。

◎酸素の180~200倍の結合能でヘモグロビンと結合するため、血液の酸素運搬機能が阻害され、組織の酸素欠乏を引き起こします。

【ニコチンの害】
◎煙に含まれるニコチンは心拍数を増やし、血管収縮作用をもち血圧を上昇させます。

◎血中の一酸化炭素濃度を上げます。一酸化酸素は血液中のヘモグロビンと結合してカルボキシヘモグロビンとなり血管の内皮を傷つけ、動脈硬化のリスクを高めます。動脈硬化は心筋梗塞や脳卒中と命にかかわる病気の前段階です。

◎善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やします。さらに喫煙は活性酸素を発生させ、悪玉コレステロールを酸化させ、動脈硬化のリスクを高めます。

◎血小板の粘着性を高め、血栓が出来やすくします。いわゆる「血液がドロドロ」の状態になります。

◎1日20本以上の喫煙者は心筋梗塞などの虚血性心疾患の発病率が非喫煙者の3.2倍という報告があります。

このようにタバコの煙の中には、活性酸素のもとになる有害物質が含まれていますが、この活性酸素を取り除くために「ビタミンE」が消費されます。とても抗酸化力の強いビタミンなので、酸化から身体を守ってくれますが、摂取量が足りないと老化が進むと言われています。
ビタミンEの成人が1日に必要とする摂取量は約700mg~800mgで、ビタミンEを含む食べ物には、アーモンドなどのナッツ類があります。

ところで、ビタミンEはビタミンCと一緒に摂ることで吸収率が高くなりますから、セットで摂るようにするといいでしょう。抜け毛や薄毛の原因などもビタミンEの不足と関係があるみたいですから、ビタミンCと共に積極的に摂るようにしてください。

ビタミンCの塊ローズヒップをはじめバーブ類はどれをとっても必要なビタミンが取れます。
そしてスパイスは、抗酸化作用の高いものがほとんどで、カレーほど色んなスパイスの入った料理はありません。

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